健康管理は40代でどうあるべきか

 40代の健康管理の基本的対処法は、血液検査をまず受けてみることです。血液検査だけでも、広い範囲の疾病を見つけ出すことができるようになっています。

 検査の前に、自覚症状のあるなしに関係なく、検査項目をなるべく広範囲にしてもらうように依頼します。癌の発生の兆候も、腫瘍マーカー検査で、ある程度できるのです。血液検査装置のある病院なら、検査のあと1時間以内に結果が出ます。特殊な検査は専門の検査機関に出すので、結果判明は1週間後になります。幅広い検査を受ける場合、特殊な検査も含まれるでしょうから、結果判明は更にかかる可能性もあります。

 いずれにせよ、検査項目を示すアルファベット略号と検査結果数値とを一覧表にしたものを受け取ることになります。その一覧表のどこかに警告の記号が印字されていた場合、その項目が要注意になります。

 数値の許容範囲や危険水準の数値も書かれています。検査項目のアルファベット略号は、素人が見ても分かりませんが、実は、インターネットで検索すれば、その略号の意味も分かります。

 血液検査の結果一覧表は、その意味を自分で調べてみることで、興味が湧いてきます。医師の指導に従い健康管理を進めることで、次回の血液検査の数値が変動しますので、なかなか興味深いものとなります。

 40代からは働き盛りではありますが、だからこそ身体の健康に気を付けなければなりません。自分の体を実験台にあれこれと試し健康管理をする中で自分にとってどのような健康管理の仕方が合っているのか試してみるのも良いでしょう。自分の身体にどんな危機が迫っているのか、どうすればその危機を避けられるのかの詳細は知っておいても損はない筈です。